会期終了
そっちと、ここ!
by 宮内柚
3.21-
2023
高田馬場駅
版画というと一つのイメージを印刷し一つの作品を作り、複数枚印刷していくイメージがありますが、そうではなく筆で絵の具を取りキャンバスにペインティングしていくような感覚で版を使い制作をしています。作品を制作していく中で、毎回違った表情が浮かび上がり、同じものは二度は生まれません。こうして作ったポジフィルムを版に焼きつけ、それを印刷し絵画空間を作っていきます。
作品紹介
何枚もの筆跡のようなドローイングを一度版におこし、それらを一枚の紙や透明シートの上に色を変えながら重ねていきます。重ねていく時に生まれる思いもよらない色の出方や、偶然生まれるかすれなどが、作品を自然な風景のように見せる作風となっています。
作家プロフィール
宮内 柚
FACE2023で審査員特別賞を受賞した新進気鋭の作家で、主にシルクスクリーンプリントという版画技法で作品を制作しています。